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家賃収入の確定申告をするための基礎知識

2021/08/05
家賃収入(不動産所得)は年末調整では申告できないため、家賃収入がある方は確定申告が必要になります。
所得に対する申告は分かりにくい部分があるため「税金はいくら?」「どうやって計算するの?」と悩むことが多いかと思います。

そこで今回は、家賃収入の確定申告の基礎知識として計算方法や税金について解説していきます。

▼家賃収入にかかる税金はいくら
家賃収入すべてに税金がかかるわけではなく、必要経費を引いた「不動産所得」が課税対象です。
不動産所得は次の計算式で計算することができます。

不動産所得 = 家賃収入 - 必要経費

この不動産所得と他に収入があればそちらの所得も合計して、控除を引いた金額(課税される所得金額)によって税率が決まります。

課税される所得金額 = 不動産所得 + 他の所得(給与など収入があれば)- 各種控除

「課税される所得金額」から税率が分かりますので、詳しくは国税庁のホームページにて確認みてしてください。

■家賃収入の範囲
家賃収入となるものは次に当たるのものです。

・家賃
・礼金
・更新料(契約更新料)
・管理費(家賃以外の水道代などの管理料)
・駐車場利用料
・自販機による収入

家賃収入があるにも関わらず、対象をきちんと計上していないと申告漏れにつながりますので、注意しましょう。

■必要経費の範囲
家賃収入から差し引くことができる経費は次のものです。

・修繕費
・管理委託費
・広告宣伝費
・保険料
・固定資産税
・不動産所得税
・減価償却費

家賃収入から引くことができる必要経費が多ければ、課税対象である不動産所得が低くなるため、節税につながります。

そのため確定申告をする際には、必要経費に計上できるものは支払い証明ができる領収書や明細書をきちんと保管しておきましょう。

家賃収入における確定申告は人によっては様々な状況があるので、細かなところは分かりにくいかと思います。

家賃収入の申告でお悩みでありましたら、確定申告の専門家である弊社へぜひお気軽にご相談ください。