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確定申告の配当金について

2021/06/01
株式投資などを通して、配当金を株主から受け取る方も多いかと思います。
しかし「配当金」の仕組みについて、いまいち理解できていないのではないでしょうか。
そこで今回は、配当金と確定申告について解説していきます。
▼配当金とは
「配当金」は、投資会社の業績にともなって利益の一部を年に1回や2回受け取ることができる金銭のことを言います。
▼配当金の確定申告は必要?
結論から言うと、配当金の確定申告は必要ありません。
それは、支払いの時に一定の所得額が源泉徴収されているためです。
また、源泉徴収された一部の金額が確定申告をすることで還付されることがあります。
■申告不要制度がある
基本的に配当金が納められた場合、所得税や住民税が源泉徴収されます。
その場合は確定申告をしなくても納税が完了しますがこのことを「申告不要制度」といいます。
一方で配当金を、特定口座に源泉徴収がなかったり、一般口座で受け取った場合は、確定申告が必要です。
さらに確定申告を行って、配当金が取り戻すこともできます。
その方法として、総合課税により確定申告をするというものです。
▼総合課税の確定申告
「配当金」を総合課税で確定申告をします。
そうすると、源泉徴収された税金が還付金として戻ってくる可能性があります。
総合課税は、給与・事業・不動産所得などが定められている所得を全てを足した税金を計算する制度をいいます。
また、課税の所得額から算出した納税額から配当控除することが可能です。
■配当控除
総合課税で確定申告を行った場合に、配当控除は適用されます。
また算出した税金額から一定額が控除される制度を「配当金」といいます。
▼最後に
配当金の確定申告についてお伝えしました。
基本的には配当金の確定申告は不要であるということ、そして総合課税を利用し払いすぎた税金の還付もできるので確定申告をする際は
覚えておくととても便利です。
もし何か確定申告や配当で分からないことがあれば「税理士法人 原・久川会計事務所」へご相談ください。